パイル地の特徴
パイル地は、タオルを織り上げたままの状態、先端がループ状になっているものを呼びます。
ご家庭でよく使うタオルは、このパイル地がほとんどだと思います。
パイル地の良いところは、そのループによるフワフワ感と、吸水性の良さです。
また逆に、そのループが仇となることがあります。
それは、パイルが長いが故にタオル表面が均一になりにくく、印刷をすると細かい部分が表現出来なかったり、ベタ印刷がまだらに見えたりします。
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シャーリング地の特徴
シャーリング地のタオルはパイル地のループの先端をカットして、タオル表面を均一にしていますので、印刷が鮮明に仕上がり、細かい部分などもよく表現出来ます。
ベロア調の肌触りなどと例えられますが、肌触りもなめらかになります。
一方で、パイルをカットしているので、吸水性は劣ってしまいます。
また、「パイルのカット」という工程が増えていますので、パイル地タオルよりも割高になります。
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匁(もんめ)って?
匁(もんめ)とは、日本古来の重さの単位です。その単位を用いて、タオルの重さを表しています。
1ダース(12枚)での総重量を計るのですが、仮に1ダースで900gあったとします。1匁は3.75gですので、このタオルは<900g÷3.75=240>240匁のタオルということになります。
重さを表す単位(匁)ですが重さだけではなく、品質の目安にもなっています。
数値が大きい方が、タオルが重い=目が詰まっているということで、ボリュームがあってフワフワなタオル=高級感のあるタオルになります(ご家庭で一般的に使われているタオルは180〜220匁です)。
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通常印刷/中ベタ印刷の特徴
ごく一般的な印刷方法で、文字やマーク、柄等を印刷するタイプです。
タオルの端から4cmくらいの範囲は、印刷することが出来ません。印刷面がタオルの約40%以上になると中ベタ印刷となり、印刷代が1.5倍になります。
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全ベタ印刷の特徴
印刷範囲内(タオルの端から4cmくらい内側)で、80%を超える印刷を施しているタイプです。
カラータオルに白文字をご希望の場合も、白色印刷が出来ない関係で、こちらの方法にて製作を致します(文字部分を残して周りを印刷)。
印刷面が大きくなる関係上、通常印刷よりも印刷代が2倍と、高くなり、1枚当りのコストも上がります。
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全面印刷の特徴
通常印刷や全ベタ印刷はタオルの端まで印刷が出来ませんが、先に地色を印刷をしたものを織っていくと、隅々にまで印刷されたタオルが出来上がります。
これを全面印刷タイプと言いますが、製作工程がかなり増えるため、通常印刷に比べ、価格はとても高くなり、納期も長くなります。
しかしカラータオルに希望色がない時や、学校・チームカラーがしっかり決まっている時などは、白色タオルに希望色を全面印刷をしてオリジナルタオルに仕上げます。
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